クライアントに提出するデザインについて「もう本当に悩みの種!!」と、頭を抱えていらっしゃるデザイナーの方も多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人。デザインメインの仕事ではないのですが、時々作成するものについても、後々、こーすればよかった・・・などと完成してからあれこれと悔やんでいるものです。
そんな中、この業種って特に「クライアントからの理不尽とも言える要望」が多いのも確かですよね。。。
- ここは黄緑にして欲しい。
- 画像だけのシンプルなホームページでいい。
などなど。。。
「え?黄緑?クッソださくなりますけど良いですか?」
「画像だけ?テキスト入れないとSEO対策出来なくなりますけど?」
などとは言えれば楽なのに、クライアントの一声で、こちらの練りに練ったデザインは軽く飛んでしまいます。こんな感じでクライアントからの要望に悩まされている方はとても多いみたいです。「あぁ、自分だけじゃなかったんだ・・・」と安堵する一方で、これって、どうにかならないものか?と考えてしまう事もあります。
クライアントを黙らせる理論武装もデザインのうち
例えば医者にかかる時、誰もその治療方法に口は出しませんよね?なのに、ホームページやフライヤーの類になると、クライアントはとたんに口を出してきます。色の組み合わせ、余白の使い方やフォント選び、レイアウトまで・・・クライアントからの要望は、的確なものから、的外れなものまで、多種多様になります。
こちらは勉強したプロなのに、お客という立場を利用して、感覚で物を言ってきます。たしかにクライアントの要望が絶対的な存在としてあります。でもでも、それにいちいち答えていては、納期は遅れるし、それより何よりこちらのメンタルがもちません。
そんな場合は、こちらもデザインの理論武装をする必要がありそうです。つまり、クライアントやデザイナー双方の主観に偏らないデザインです。
主観ではないホームページ制作とは
クライアントやデザイナーの主観に偏らないホームページ制作とはどういうものかと言えば、「目的達成」のために同じ方向を向いている必要が大前提としてあります。
「ネットで集客したい」
のであれば、デザインよりも「テキスト多めで構造化、レイアウトを重視した構成ホームページ 」が向いています。また
「競合他者よりもインパクトを与えたい」
のであれば、奇抜なデザイン・コンテンツを中心したホームページ・広告が良いでしょう。
つまりは、ホームページ制作を開始する時の立ち位置がはっきりしていない営業担当が多いということなのです。クライアントの言う通りにやるだけでは、どちらもだめ。うちのところでは「こういうホームページしか作らないよ!」という、尖った部分をむき出しにした会社でなければ、みんなが困る事になる。という事が言えるかもしれませんね。